5月23日の小さなセミナーでは「子ども紹介プリント作成会」を行い、4名の方が参加されました。
皆さんは、「子ども紹介プリント」をご存知ですか?
障がいのことは、あまり身近でない方にはわかりづらいものですよね。
「障がいことやそれで出来ないことがあるんだっていうことを、知ってもらいたいけれども、口頭ではなかなか言いたいことが全部言えなくて…」
「直接話す機会のないクラスの保護者の方にも知ってもらっておきたい」
というときなどに、文章にして配ったりします。
自分ひとりで手書きでも作れるものですが「どう書いたらいいのかわからなくて途中で挫折してしまうこともあって」という声もよく聞かれ、それならば皆でワイワイ話しながら、パソコンでの作成をサポートしよう…ということで毎年企画されています。
今回の小セミでも、自己紹介や説明の後、そのプリントで「何を伝えたいか」をファシリテーターがお手伝いしながら、参加者の皆様に考えていただくところから始まりました。
ファシリテーターがそれぞれの参加者さんから一人一人お話を聞き、お子さんが頑張っていることやどういう風に過ごせればいいかなどを一緒に考え、まとまったことを下書きしていきます。
下書きができたところでスタッフがパソコンで文章を打ち込んで、イラストや写真も入れて…
作成会は4時間あり、お昼休憩もはさむのですが、初めは見知らぬ同士だった参加者さん方も打ち解けてお話をされていました。
どのような文章にするか、何を伝えたいかを考えるうち、今困っていることやどういう距離感で周囲や学校と接していくかというテーマも織り込まれ濃い内容に4時間でもあっという間に過ぎましたが、充実した作成会となりました。
(記:すみ)