阪神・淡路大震災記念「人と防災未来センター」主催の防災セミナーが
神戸の兵庫県立美術館で開催されました〜。
同志社大学の社会学部教授による
「障害を持つ当事者・家族とともに取り組む地域の自主防災活動」の講演のあと、
「防災分野のバリアフリーにむけて」のテーマでパネルディスカッションが行われ、
ぴーす理事長・小田が知的障害者分野を代表してパネリストとして発言させていただきました。
身体障害・聴覚障害・視覚障害…と、兵庫県・神戸市の団体を代表するみなさんと並び、
ただ一人震災体験者ではない立場での発言でしたが、見た目だけではそうとわからない「知的障害者」の存在や
災害時に直面するであろう困難をわかりやすくお話させていただきました。
知的障がい児は、「体育をするところ」と教えられた体育館で
「今日はここで寝ます」と言われても、それだけで混乱しわからなくなってしまう…と、避難所生活の困難さを訴えると、会場のあちこちで大きくうなづく姿があり、それだけで「じーん」と胸にひびくものがありました。
こんなふうにして、多くの支援者や市民の方に災害時要援護者の存在を知ってもらうとともに、
障害を持つ人々も支援されるばかりではなく、自らの防災力を高めることの大切さを確認しあう場でした。
コーディネーターの先生をはじめ、パネリストのみなさん、いわば先進的な防災への取組みをなされている方ばかりで…。
その中に、他市でありながら、ぴーすの活動を取り上げていただいたことをあらためて重く感じたセミナーでした。
兵庫県・神戸市は、防災の国際的戦略の中に「兵庫行動枠組み」とその名を残すように、
防災の最先端を行く取組みがなされていました。
理事長・小田、今日も大いに感動し、刺激をうけて帰阪しました〜(またなんか思いついてるかも… スタッフのみなさま覚悟あれ〜)(^_^;)
さぁ〜、堺でも地道に防災啓発活動やっていこ〜〜。
(記:山まみ)