クルクル回るものをずっと見ていたり、ピョンピョン飛んでみたり。
それの何が面白いんだろう?どうしてこんなことをするのだろう?
私たちにはなかなか理解出来ない子どもたちの行動に、
イライラしたり、止めてみたり、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
今回の小さなセミナーでは、そんな子どもたちの不思議な行動を、
皆さんから伺い、ホワイトボードに書き出してみました。
そして書き出した不思議な行動を、当事者の方の書籍と、
専門家の先生の資料から読み解いていきました。
当事者の方の書籍としてご紹介したのは以下の2冊。
「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」と「学校コワイ」です。
当事者の方の言葉に、涙される参加者の方もいらっしゃいました。
続いて専門家の先生の資料を参考に、ちょっと専門的なお話。
11/30堺市手をつなぐ育成会の講演会に来られていた、
兵庫医療大学リハビリテーション科の有吉正則先生の資料です!
とってもわかりやすい、為になる資料が見てみたい!という方が
いらっしゃいましたら、ぱれっとにお立ち寄りくださいね。
ホワイトボードの青丸は、うちの息子がやっていた行動です。
そして赤丸は、今でもやっていることです。
こうしてみると減っていますね〜〜?
一度息子に、こうした不思議な行動について聞いてみたいと思います。
(記:ともちゃん)
自閉症スペクトラムなどの発達障害を持つ人にとって、
構造化は大事、っと何となくは知っているけれど、
具体的に構造化ってどうするの?家具の位置など変えることなの?
と思っていらっしゃる方も少なくないのではないでしょうか。
実は構造化と一言で言っても4種類あり、
スケジュールや手順書なども構造化の1つなんだそうです。
その中で物理的構造化(快適な場所づくりの工夫)を、
今回セミナーで教えてもらった後、実際にチャレンジ!!
ぱれっとの交流室を大きく使い、リビングと子ども部屋に見立てました。
一瞬我が家かと見間違うほど…かなーりリアルにごちゃごちゃしたお部屋!
2グループにわかれて、それぞれリビング、子ども部屋を構造化!
話し合いながら家具を動かしたり、思い切って捨てる!という選択も。
大人の大事なものには目隠しのクロスをかけています。
パーテーションを使って兄弟の空間を分けています。
制限時間ギリギリまでアイデアを出し合いながら、
トライしてもらったお部屋がコチラ!!
なんてことでしょう〜〜!?
スッキリして、誰がどこで何をする場所なのかが分かりやすいですね〜!
皆さん実際に体を動かして構造化を体験したことで、
イメージしやすくなったのでは!?
大きな家具を動かしたり、1つの活動ごとに別の場所を準備するのは
うちではとても無理…と思われていた参加者さんもいらっしゃいましたが、
実はラグを敷いて目で見て境界がわかるようにするだけでもOK!
同じダイニングテーブルでも、ランチョンマットやトレイなどを変えたり、
パーテーションをすることで、食事やおやつ勉強などにも使えるなど、
沢山のアイデアを知り「家に帰ったらすぐにやります!」っと、
やる気満々で帰られました!
私も皆さんからいただいたエネルギーで、構造化チャレンジしてみます!!
(記:ともちゃん)
支援学校の同級生2人で活動している、ぷらむの自主活動グループ「カラフル」では12月らしくクリスマスリースを作成しました!
市販の紙皿をドーナツ状にくりぬいたものをリースに見立てて色を塗り、飾りのシールを貼ったり、リボンを結んだり。
実はその紙皿やお手製シールは活動メンバーMくんのママのお手製です!!
リボンや作り方の手順書までぜーんぶ揃えてくれて、子ども達にもわかりやすい、作りやすいキットを用意してくれました。
Mくんママに感謝です!
それぞれに、色を塗って乾かしてシールをペタッ!
可愛いリースが完成しました。
こちらはMくんの作品。
絵具が大好きなMくん。
ママから、作成でのエピソードも教えてもらいました。
「リース部分に絵の具を塗るのはウキウキ楽しんでて、裏側まで塗り塗りしていました(笑)…が、デコレーションのシールを貼るのはどうでもよかったみたいで適当にパパッとやっつけて終わってました。」
乾かすのに時間がかかってしまったとのことですが、さすが!丁寧に色が塗られていてツリーの緑にもよく映えていますよね。
こちらはTくんの作品。
T君が一番苦労したところは…リボン結び!
「リボン結びの練習も兼ねて、母と一緒に頑張りました。チョウチョのところをぎゅっと引っ張るところだけTにやってもらおうとしたのですが、口ではギュッと掛け声するものの力が足りずシュルシュルとほどけてしまって何度もやり直し…ちょっとイライラしながらも最後にはピシッと決まりました。」
結べた時には母の方が思わずやった!とガッツポーズ。
普段の生活ではなかなか一緒にやることもない絵具やリボン結び。
でも、アートの活動が親子で遊ぶ良いきっかけになっています(*^_^*)