追悼・戸部けいこさん
1月末、「光とともに…〜自閉症児を抱えて〜」の著者
戸部けいこさんがお亡くなりになりました。
2000年の連載開始当初は幼稚園児だった光くんは、14巻では中学生になっていました。
次はどんなできごとが起きるのか、どんな大人になっていくのか、
その成長をハラハラドキドキ見守ってきた読者の方のも多かったのでは…。
光くんは、中学生のまま、突然幕を閉じることになったこと、
本当に残念に思います。
でも、残された「光とともに…」は、永遠に自閉症理解のバイブルとして、
図書室に、学級文庫に、存在感を持ってひかり続けてくれると思います。
戸部先生が描き残された未発表の遺稿2本が、
連載していた月刊誌「フォアミセス」
4月号(3/3発売)・5月号(4/3発売)に掲載されています。
たくさんの感謝の想いと追悼の意を込め、ご案内いたします。
いつも単行本が発売されるたびに新刊ゲットしていたスタッフですが
連載されている月刊誌「フォアミセス」は今回初めて購入しました。 こんなに分厚いコミック誌だったんですね!
ページをめくり、光くんを探すと…
【訃報】読者の皆様へ の文字が飛び込んできました。
あらためて、「やっぱり戸部先生亡くなられたんだ…」と実感。 「ひとこと“自閉症”と言えば何の説明もいらない社会を願って!」 その思いから生まれた「光とともに…」は〜 とのメッセージ。
戸部先生にはもっともっと描き続けていただきたかった…と口惜しい気持ちがこみ上げてきました。
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掲載されている原稿は、病気療養中の戸部先生が一時退院された時に描かれたものとのこと。
夜にゲームがやめられずにパニくる光くん…に、「30分、しずかにね…」とタイムタイマーがあたりまえの顔をして登場していました。(こんなマンガ…やっぱ他にはないよね〜〜〜)
5月号では、「光とともに…」の未発表原稿と「光とともに…」のさきがけとなる「春のまなざし」の2作品が同時掲載されるとのことです。
こんな分厚いコミック誌なんて、今まで買ったことないスタッフでしたが、ぜったい来月も買っちゃいます。
(記:山まみ)